2012年4月20日金曜日

雨の合間の青空

このところ雨続きで気温も低いイタリアだが、ちょこちょこと急に陽が射したりする。
そのたびに、薄暗い家の中が明るくなり、おお~っと思う間もなくまた掻き曇る。
そんな落ち着かないお天気の今日この頃。



3月に急に暖かくなり、冬物を早々に片付けた人も多い。私もその一人である。しかしここ数日の気温は、冬物を引っ張り出したくなるような寒さ。夜もまた電気式湯たんぽのお世話になっている。


でも青空は、何となく夏が近いことを予感させてくれるイタリアの色。

もうすぐ長い夏がやってくる。

2012年4月16日月曜日

パドヴァ天文台

知り合いの伝で、パドヴァの歴史的建造物であり、現在もパドヴァ大学天文学部により管理されている天文台=La Specola (osservatorio)の見学ツアーに参加した。
街中にあるにも関わらず、バッキリオーネ川のほとりの緑多き静かな一角に立っている。


この建物の歴史を語るには1200年代に遡るとも言われている。天文台としては1700年代から使われたそうだ。

案内に従って、古い望遠鏡や天文観測器などの並ぶ部屋を見学し、最後の最上階の丸天井の部屋に到着。
その部屋の周りはグルッと360度のテラスがあり、パドヴァの街の素晴らしい眺望が楽しめた。
天文学がちんぷんかんぷんでも、この景色を観る為に博物館を訪れる価値は充分にある。
この日は曇った夕方だったのだが、晴天の日はどれほどのものかと想像しただけでニコ子を持って踊りだしたくなる。(ฅ'ω'ฅ)
ラジョーネ宮殿とドゥオーモ

S.アントニオ教会

博物館にもなっているので、内部はほとんど写真が撮れなかったが、こんな雰囲気。
入り口ホールへの階段

正面入り口(内側から)

長く住んでも、こうして知らない物がたくさんある。地元で生まれ育った夫でさえも初めての経験だったそうだ。

歴史の重みを感じながら星でも眺めたい気分だったが、あいにくの雨と曇りの天気が続いているイタリアである。


2012年4月14日土曜日

家飲み

このところ、週末というと何だかんだと用事が入って忙しく、週明けに前の週の疲れを引きずったままであることが続いていた。
私は月・火と音楽教室で12人のハイテンションな生徒を教えなくてはならないので、週末に上手くガス抜きが出来ないと辛いのである。
大体、昔みたいに「寝れば治る」みたいな疲労回復が出来なくなり、真面目に少し生活リズムを見直すべきだと思っているところ。
先週は復活祭の休暇で出かけていたので、今週はとにかく家でのんびりする!というのが目標であった。
幸い、友人達からのお誘いもなかったので、朝から大好きなカレーを煮込み、小さな貯蔵ワイン棚から飲みたいワインを選び静かな土曜の夜を過す事にした。


ワインはプーリア州のプリミティーヴォという赤ワイン。
濃厚なのにブドウの香りが爽やかで口当たりも柔らかい。友達がクリスマスプレゼントにくれたボトルである。
これを食前に明け、アジアーゴというクセの少ないチーズとオリーブのおつまみを用意して飲み始めた。あまりお酒が好きでない夫も一緒に飲み始めたら、物凄い勢いで・・・おつまみを食べ始めた!おーーーーい、メインはワインなのよーーーー!

さて、夕飯はカレー。
冷凍庫に残っていた牛タンを使って普通のお鍋で煮込んだけど、やはり牛タンは圧力鍋の方が柔らかく出来そうだ。
それでも3時間くらい煮込んで、エキスがよく出たのかとても美味しいカレーが出来た。
私の勝手な好みで辛くしたので、夫は(日本語で)「ピリッと辛いねー」と言いながら食べていた。悪いねぇ~。

で、今は食後。一人でワインを飲みながらこれを書いている。
良いワインは悪酔いしないから、気持ちよく酔っ払っている。
この文章が明日の朝読み返して編集しなおし!という可能性はかなりあるけど。


2012年4月12日木曜日

生徒のコンサート

私が教えている生徒は全員イタリア人である。
音楽教室の生徒も合わせると、18人も居る。ぎょえー、そんなに増えていたんだ!(°□°;)
残念ながら音楽教室のほうはクラシックをやっている生徒はたった一人で、残りはみんなポップスを歌いたがる。
しかし教えるほうはポップスだろうがクラシックだろうが、その生徒の持つ声の良さを最大限に引き出そうと必死のパッチである。(死語か?コレ)

イタリア人って、やっぱり日本人より持っている楽器が良いというか、簡単に凄く良い声が出てくるから凄い。アデルワインハウスを歌いたがる女の子も、発声であれこれやっていると、スポーン!と凄い響きの声を発する事がある。
もちろん本人は全くわかっていないんだけど。
そんな楽器を目にして、私としてはクラシックの声楽をやってみませんか?と営業したくなるのだが、2秒後には仕事も少ないし、道は険しいし、金にならんし・・・という現実を思い出してそんな考えは引っ込める。
楽しんで歌うのが一番だよ、ホント。

さて、家で教えている生徒は6人。皆さんクラシックをがっつりお勉強中。5人ソプラノ、1人テノール。
もう4年くらい続けているフランチェスカは良いポジションに嵌るととても素晴らしいリリックソプラノで、先生もビックリな声を出すときがある。地道に勉強を重ねている。
アリアンナは超高音ソプラノなのに、初めて来たときはガチガチに固まった身体から搾り出すように声を出していたのがウソのように成長してくれた。今では発声で上のGまで出すから驚きだ。
アンジェラは少し年長さんで遠くトレントの山の町から通ってくるのだが、彼女は多分歌うために生まれてきた人なのだと思う。合唱やアンサンブル活動を素人ながらずっと続けてきた人で、私が初めての「歌の先生」なのだそうだ。天使のような美声の持ち主である。
マルティーナソフィアは今年に入ってから通い始めたのでこれからが楽しみだけど、二人とも綺麗な声だし、楽しく歌の魅力に囚われてくれると嬉しい。
唯一のテノールのゲリー。彼は多分「天才肌」なのだと思う。本業は整形外科医の卵なので、声を出す仕組みというものを、かなり具体的に理解しているように感じる。そして本来持つ美声と音楽性はレッスンしながらも驚く事多々アリ。ただ彼は性格的に我慢強さがないので、呼吸法の練習や、口や喉を大きく開けるなどの訓練がなかなか進まない。ここにこの我慢強さが加われば、多分あっという間に凄い事になるような予感がするのだが・・・。まぁ、整形外科の方が着実な人生が歩めそうだからいいのかな。
皆、可愛い私の生徒たち。遅刻魔も3人ほど居るけど、顔を見ると怒れなくなる甘い先生です。

さて、ここへ来てようやく今日の日記の導入部が終わり、主題に突入。

年に2度くらい、家で教えている生徒の発表会をわが自宅で行っているのだけど、1月ほど前にも「春のコンサート」と題して、25人くらいのお客さんを招いて行った。
こんな感じ。→

この写真を見る時には、棚の散らかりようとか、人の頭や手とか、私の顔の丸さとかには注目しないように。

コンサート後に持ち寄ったケーキやおつまみでパーティーをするのが恒例になっているので、そちらが目的の人も多いかも知れないけど。(^O^)
で、そのコンサートがとても良かった。生徒の成長を手に取るように感じる事が出来てとても嬉しかったし、本人達もそれを実感したようだ。
・・・と、こうなるとすぐに盛り上がるのがイタリア人。
シエナ出身、在パドヴァ1年半のくせに異様に交際範囲の広いゲリーが、早速知り合いのつてを使ってパドヴァの中心にある由緒あるカフェ・ペドロッキでのコンサートを実現させる手はずを整えてきた。(ちなみに彼に私のニコ子を購入した店を紹介してもらった・・・)

凄い行動力。先生、びっくりです。

というわけで6月の末か7月の頭に、彼らがコンサートをする事になったわけだが、こうなると「ただの生徒の発表会」にはしたくないのが私の意地。
早速、生徒の実力の80%程度できちんと歌えて、お客さんにも喜んでもらえそうなプログラムを作成した。
トスティの歌曲、モーツァルト、プッチーニ~ミュージカルナンバーまで、かなり広範囲なプログラムだけど、歌う方も聴くほうも楽しめるプログラムである事を自負している。

さて、これから生徒のお尻を引っ叩いて勉強させなくては。
うちの生徒って、火事場の馬鹿力に頼る傾向がなきにしもあらずなので、少し地道な日本人のエキスを注入しなくては。
先生も頑張ります!







2012年4月9日月曜日

Pasqua(復活祭)の休暇

金曜日に十字架にかけられたイエス・キリストがその3日後の日曜日に復活したという聖書の教えによる祭日であるパスクア(復活祭)


実はイタリアへ来るまでは全く知らなかった。知ってた人居ます?
大体この国の祭日は殆どが宗教上のもので、よって年によって変動もするのである。
毎年カレンダーを見て「今年のパスクアはいつや?」とチェックするのが恒例なのだが、なぜ変動するのかはWikiによると
復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。2011年の復活祭は西方教会東方教会も同日であり4月24日であるが、年によっては東西教会で復活祭を祝う日は異なる事も多い。』
ということだそうだ。ブログ書いて勉強になったわ。


さて、イタリアでは「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi」という言葉がある。
訳すと ”クリスマスは両親と、復活祭は誰でも好きな人と”という意味になる。
つまりクリスマスは一緒に住んでいようが、遠方に住んでいようが、家族が集まって過すというのが伝統で、逆に復活祭の休暇は友達と旅行に行ったりする人も多い、と言う意味である。
しかし周りを見渡すと、復活祭でも家族で過ごす事を大切に思っている人が多いようだ。
まぁ、クリスマスに向けて一族郎党終結必須!の空気は、復活祭ではやや薄いのは確かだが。


去年に続き、今年も復活祭の連休を使って夫と二人でアルト・アディジェ州にあるヴェノスタ谷でノンビリと過してきた。


ここはリンゴの産地で有名である。そして正にリンゴの花、満開であった。


散歩したり、古い中世から続くお城を訪問したり、広大な庭園でたくさんのお花を愛でたり・・・と、とにかくニコ子で写真を撮りまくってきた。
その数、864枚。
帰宅してザーッとPCに取り込んだ写真を一通りチェックして100枚くらい削除。
多分、チェックするごとに100枚単位で削除されていくに違いない・・・。


行った先はこんなところ。
コイラ城 長い歴史にも関わらず、城内には多くの調度品も残り見応えたっぷり。
トラウットマンスドルフ城庭園 メラーノにある、イタリア一美しいと言われている庭園。


グロレンツァ 小さな中世の面影が濃く残る街。





2012年4月2日月曜日

カメラと街を歩く

昨日の日曜は新しいデジタル一眼レフカメラ(ニコ子)と一緒に歩きなれたパドヴァをウロウロしてみた。
復活祭前の最後の日曜日(枝の主日)に当っていたので、日曜日だというのに店はたくさん開いていて、沢山の人出であった。
広場では子供のためのカトリックの催し物を行っていたり、歩く人は手に手にオリーヴの枝を持っている。ゲットー地区では狭い道一杯に露店が並び、春の陽気の中、人々の表情も明るい。

そんな中、ニコ子をしっかりと抱えて、とにかく撮りまくった。
いいカメラで撮ると、同じ街も少しは素敵に見える・・・気がする。

 絶対に泳ぎたくない川だけど、緑の額縁でちょっと雰囲気が・・・。(笑)


 こういう妙に立派な彫刻があちこちにあるのがイタリア。


 パドヴァの由緒あるカフェ、カフェ・ペドロッキ。外でなにやらイベントをやっていた。



 ゲットー地区の露店。お花がとにかく綺麗!



 こんなポストに投函して、手紙が無事に届くのだろうか。


 パドヴァの街にはこんな風に川が流れている。


 Via Roma。街の目抜き通り。


 Prato della valle広場。大きな大きな広場で、市のマラソン大会のゴール地点。週末はこんな風に市が立ちます。


 S.アントニオ教会。パドヴァのシンボル的教会。銅像はガッタメラータ将軍。ドナテッロ作。



カメラが違うと子供の躍動感が表現できるのね、と素人ながらに思った一枚。

次はどこへ行こうかな。

2012年4月1日日曜日

デジタル一眼レフカメラ

先日、生まれて初めてデジタル一眼レフカメラ(デジイチ)を購入した。
ずっと前から欲しいとは思っていたのだけど、自分に使いこなせるのか自信もなかったので、言い出せずにいたのだけど、結構写真を撮るのが好きな私は、もう少し凝った写真が撮ってみたいという欲求がムクムクと大きくなっていた。

そこへ夫が「来週、山へ小旅行へ行こう」と言い出した。
もうこうなったら是非美しい景色を写真に撮りたいじゃないか!
というわけで、思い切って切り出した。

「デジタル一眼レフカメラが欲しいんだけど」

仕事へ出かけようとしていた夫は一瞬絶句。•́ε•̀)ฅぇ?

「こいつ、いきなり何を言い出したんやっ!?」と関西弁の台詞がおでこに張り付いていた。
絶句しているところに畳み掛けるように「写真撮るの好き、機種もチェック済み、きっと楽しい、そんな高いものでなくていい・・・・」と矢継ぎ早に喋り捲った。
夫は「う~ん」と言いながらも、実は本人もちょっとは欲しいと思っていたらしくまんざらでもない様子。
と、夫のその隙を突いて、一気に買う方向へ話を進めたのであった。

というわけで、その翌々日には我が家にニコンのD3100というデジイチがやってきた。(キムタクと一緒にお楽しみください。笑)

お店の人に「最初の充電は最低でも12時間はするように」と言われてしまったので、その日一日バッテリーの入っていないカメラをカッコつけて構えてみたり、ひたすら取説を読んだり、ネットでデジイチ入門サイトをチェックしたりして過した。(涙)

翌日はもうパジャマのままでカメラのセッティングを開始!
早速前日に仕入れた知識を元に、庭の花などを撮ってみた。
記念すべき第1号の写真。

こうなると止まらない。
仕事の合間を縫って、午後には公園デビュー!



と、花の写真のプロにでもなるんかいっ!?ってくらい、花ばかり撮って来た。

花ばかりじゃつまらんので、庭に住む鳥をパンくずでおびき寄せて撮ってみたり・・・。

もちろん失敗も数あるが、こうしてみると私の腕も捨てたもんじゃないわね、なんて言葉が頭をよぎったけど・・・絶対に口には出せない。

友達なくしそうだし。

今日はこれからパドヴァの中心に出て、色々と撮ってこようと思う。
とにかく撮りまくって、早く「ちょっと写真が上手なオタク」になりたい今日この頃。