先週末に冬時間に移行したイタリアだが、その言葉に反映されるかのように、急に冷え込んで寒くなった。
1ヶ月パドヴァに滞在した母も帰国し、天気も悪く、なんとも悲しい週末だった。
日曜日は雨と風の音を聴きながら、母が日本から持ってきてくれた本を読みふけった。
須賀敦子さん。
彼女の本を随分前から読みたいと思ってきて、ようやく実現した。
文庫本になっている全集の3巻までをネットで購入して母に持ってきてもらったのだ。
ミラノに長く暮らした彼女の文章からは、いわゆるイタリアの明るい太陽の光ではなく、この日のお天気のような少し灰色な空の下の冷たい石畳を感じられる。
彼女の暮らした時代のイタリアは知らないけれど、時間の流れのゆっくりなこの国では充分に想像する事ができるような気がする。
ところで先週のレッスンで一気にテンションが上がった私だったが、その後、ちょっと疲れが溜まっているところに夫がひいた風邪が見事にうつり、只今絶不調である。
週末からの冷え込みも、多分時期的なものであるとは思うが、私が風邪をひくのには充分な状況だったと言える。
それでも月・火は音楽教室へ行かねばならないので、今日までは気張っているが、実は結構キツい。
鼻と目と頭が詰まっているので、昨日は教えながらボーーーっとしてくる瞬間もあった。
おまけに音楽教室は11月に入るまで暖房を入れてくれないので、日が翳ってからの冷え込みは堪えた。かなり着込んで行ったつもりだったけど、足りなかった。
今日はブクブクの着膨れで行くぞ。そして明日からはちょっと真剣に治療に専念しなくては、と思っている。
皆様も風邪にはご注意を・・・。
帰国したら夫が風邪を引いていたなんて考えられないくらいのハイテンション。その分あなたに移動したのでしょうか?
返信削除早く風邪が治りますように。