2012年5月7日月曜日

ヴェネツィアの日曜日。

昨日の日曜日は、珍しく夫が仕事で出かけるというので、私はお一人様を楽しむ一日にすべく、数日前から計画を立て始めた。
もちろんニコ子と一緒に過して楽しいところでなければならない。
というわけで、やはりうちから最も近い世界でも有数の観光地、ヴェネツィアへ行く事にした。
ただ、せっかくなので何か面白い展覧会はやっていないかとネットで情報を収集。春から始まったクリムト展は絶対行きたいのだけど、夫も行きたいと言っているので次回に回して、写真展を見に行く事にした。

写真展の会場は運河に面した美しい建物。部屋の中から運河を臨む。
ジュデッカ島のCasa dei Tre Ociというところでエリオット・アーウィンという有名な写真家の展覧会をやっていた。彼の作品はとてもユーモアのセンスに溢れていて、観ているとニヤッと笑いたくなるものや、ふーむと納得するものがたくさん。一枚一枚、楽しんだ。

写真展を見た後は、ヴァポレットに乗ってサン・マルコ広場へ移動。
ジュデッカ島は人が少なくて静かだったのに、ここはやっぱりいつもの観光地・ヴェネツィアであった。
写真展を観たからといって怯んではいけない。下手くそでも見習い小僧でも、ニコ子と一緒に楽しむのだっ!

海から観るのは滅多にないな、と気づいて1枚撮った。
ドゥカーレ宮殿の横の『溜息の橋』の修復が終わり、本来の姿がお目見えしていた。
ゴンドラがたくさん居て、ヴェネツィアっぽいと言えばヴェネツィアっぽいけど、たぶん1艘くらいがユラユラと漂っているのが絵になるのよね、なんてブツブツ思いながらも1枚。




サン・マルコ広場の人混みは苦手なので、写真を撮りながらも移動。
ヴェネツィアだ。
この日は行った事のないゲットー地区を目指してみた。
きっと美味しいチッケッティ(ヴェネツィア風魚介類のツマミ?)のお店があるに違いない。
駅につづく目抜き通りから右に曲がり、小さな橋を渡ると、同じヴェネツィアなのに少し空気が違う感じ。

ゲットー地区に続く小道。人々がのんびりと歩いている。



ヴェネツィアで初めて子供が遊ぶ広場を見た。ゲットー地区の真ん中の広場。



こんな風に生活の匂いも・・・。

なんだか魅かれたお家。


ゲットー地区は予想通り、観光地ではないヴェネツィアの風景を見ることが出来た。
次回はもうちょっとゆっくりと来てみるつもり。
狙い通り、美味しいチッケッティのお店も発見。今度来る人、絶対ご案内します。


それにしても何度来ても圧倒される街。
帰宅して撮った写真を眺めながら、どの写真も綺麗な風景が収まっているのだけど、どの写真も萎縮しているように感じた。
それだけ被写体である街が凄いのである。
だから、何度行ってもまた行きたくなる街なのだ。

次回は6月にクリムトを観に。







4 件のコメント:

  1. Vogliono vedere mangiare conoscere.

    貪欲な70代三人がパドヴァに上陸します。
    こんな写真を見せられて、期待度メチャ上昇してます。

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  2. ヴェネツィアはとにかく健脚が勝負ですから、鍛えておいてね。でないと楽しみ半減ですぞ!

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  3. ニコ子って、お友だちかペットかしらと思ったら、ニコンのカメラだったんですね。愛称までいただいて、カメラも喜んでいることでしょう。カメラってイタリア語で女性名詞なので、女性名なのでしょうか?

    ベネチアって本当にちょっとした町角もおしゃれで絵になってすてきですね。撮影とお散歩を存分に楽しまれたことでしょう。おうちの庭の写真も、いろんな花がきれいです。我が家ではホウレンソウは育たないのに、フダンソウは放っておいてもあちこちに生えてきます。土が違うのでしょうか?

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  4. なおこさん、そうなんです、可愛いニコ子♪ どうして女の子にしたのかは、全く意識していませんでしたが、ニコ太郎とか呼びにくいし(笑)
    ヴェネツィアはドコを撮っても絵になってしまい、かつ被写体の存在感の大きさに写真がちゃちに見えたりもします。
    でも、カメラ入門小僧の私には、とっても撮り甲斐のある街でした!
    ホウレン草、普通に種をパラパラと植えたようですが、何が違うのかしら?
    土は買って来た肥料の入っている土が主だと思います。うちの庭、実は1mにも達しない深さでコンクリートなのです。
    だから大きな木などは植えられません。
    でも白桃の木が見つかったら植えちゃおうかと目論み中~!

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