2012年2月12日日曜日

ホイットニー・ヒューストンの死

朝起きて一番最初に、この大スターの死のニュースを目にした。 文字通り目を疑った。 48歳という若い死は「信じられない」という言葉しか浮かんでこなかった。 彼女の黄金期は90年代、私も若くて元気一杯だった頃だ。 やがて彼女は大スターの多くが陥るドラッグ、アルコールなどの依存症へを身をやつし、同時に歌手としての活動もDiminuendoしていったように思う。 私もイタリアへ来て、オペラに没頭する日々が始まり、洋楽ポップスを聴く機会はどんどんと減っていった。 今日のこの衝撃的なニュースで、朝から彼女の歌を久しぶりに聴いてみた。 なんと言う歌唱力。声の張り。表現力。 ジャンルは違えど、大歌手というのはやはり伝えるパワーが並ではない。 そしてこのメロディー。 一気にタイムマシンに乗って、楽しかった学生時代に戻ったような気分になった。 今、音楽教室で教えている生徒達は、ほとんどがポップス歌手に憧れている。 彼女達は当然のごとく、今流行の歌手に憧れる。 13~16歳くらいの彼女達に、もっと別の世代に居た偉大な歌手の歌も聴きなさいと言ったところで興味など示さない。 でもやはりこうして改めて聴いてみると、ホイットニー・ヒューストンは一つの時代を築いた大歌手だったのだと思う。 そしてこの訃報でメディアなどに取り上げられる事で、彼女の黄金期を知らない生徒達も興味を示す事だろう。 大歌手の偉業は、こんな皮肉な形で語り継がれていくのかも知れない。 合掌。 I will always love you

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